樹木葬のメリット・デメリット
多様化する供養の世界
「終活」という言葉がテレビや雑誌で多く見かけるようになりました。
ひと昔前には、存在すらしなかった言葉です。
最近では従来のお墓の代わりに、「ビル型の納骨堂」「樹木葬」「散骨」など、埋葬の方法が多様化しています。
その中で、頻繁に「樹木葬」という言葉を耳にしたことがないでしょうか?
樹木葬には「合祀型樹木葬」「集合型樹木葬」「個別型樹木葬」などの種類があります。
今回は『樹木葬とは何か?』『樹木葬にはどのようなメリットやデメリットがあるのか?』についてご紹介していきたいと思います。
そもそも樹木葬とは何か?
樹木葬(じゅもくそう)とは、お墓の代わりに木の根元などに埋葬をするスタイルのお墓の事をさします。
今から20年程前から始まった、比較的に新しいお墓の形です。
大きな墓石や敷地が必要ないので、従来のお墓より安い金額で埋葬する事ができます。
最近のお墓事情を知っている方には、おなじみかもしれませんがまだ知名度は低いようです。
墓石の代わりに樹木を
「樹木葬」とは墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓です。
多くの樹木葬では「シンボルとなる木」をうえて、その周りに「遺骨」を埋葬するのが多いようです。
都心などでは土地に制限があるため、お墓を建てるにしてもお金が掛かります。
樹木葬は一つのお墓に対し広い土地が必要ないので、土地が少ない都内などで人気なのがわかります。
実際の樹木葬とは?
しかし実際の樹木葬は樹木をシンボルに埋葬しているとは、程遠いものも多いようです。
樹木葬とは名ばかりで、実際には花壇のような小さなスペースで埋葬されることが多いのです。
その為『自然葬』と名前を改め、都心部を中心に知名度が上がっているのです。
樹木葬のデメリットとは?
樹木葬は、普通のお墓よりも値段が安いのが特徴です。
樹木葬のほとんどが、一つの木の下に複数の遺骨を納めるタイプになっています。
つまり、小さいスペースにいろいろな人の遺骨を納める事になります。
死んだ後に、お墓の敷地内でルームシェアしているようなものです。
金額は場所にもよりますが、30万〜70万ほどになります。
樹木葬でも50万ほどする場合は、ひとつの個別スペースに納骨されるようです。
個別のスペース内には何体かの遺骨を納めることができるので、家族で樹木葬をするなら個別スペースを検討すると良いかもしれません。
その他に冬場にお墓参り行くと、雪が積もって墓標が確認できないなど…
また、一度納骨してしまうと改葬が出来ない樹木葬もあります。
ペットの納骨を断っている樹木葬もあるので、あらかじめ調べる事が必要にもなります。
アクセスの問題や、納骨する数によっては割高になるなど…
よく考えて納骨しなくてはいけませんね。
パンフレットだけだと分からないので、ぜひお樹木葬の場所まで足を運んでみてください。
土に還らない樹木葬
樹木葬とは、土に還るイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
実際には土の中にコンクリートや塩ビなどで仕切られ、その中に埋葬されることが多くあります。
その為、自然に還ることなく永代期間を過ぎれば取り出され合祀墓などに合葬されることもあります。
一般的な石のお墓をグググ…と地中に埋めたと考えればイメージしやすいのかもしれません。
まとめ
近年、増えている樹木葬!
実際には限られたスペースの有効活用的なことも多いようです。
郊外などでは大きめの樹木葬もありますが、都心ではなかなかそうもいかないようです。
『近所だから…』『金額的に安いから…』と安易な考えで樹木葬にしてしまうと後々には、負の遺産になってしまうかもしれません。
今後20年で、寺院の三分の一は破産や倒産でなくなってしまう可能性がある・・・という衝撃的な事実をご存じでしょうか?
潰れる可能性があるのは、寺院だけではありません。
遺骨を納めた霊園や納骨堂に樹木葬など、管理する会社や団体が倒産や破産してしまうリスク!
決して他人事ではないことを、よく理解しておく必要がありますね。
実際に北海道の霊園が破綻し、遺骨を引き取りに来るよう一方的に連絡してきた事例もあります。
「死んでからも、心配事がある…」
そんな世の中で良いのでしょうか…
お墓とは、まったく困った物なのかもしれませんね…
関連記事:決して自然に還らない樹木葬…
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